2007.01.18 Thursday
TAKE 38「サマータイムマシン・ブルース」


第38回目は「サマータイムマシン・ブルース」です。
この映画については、まずこの映画が出来るまでのいきさつについてから
話さなければいけないと思います。
<映画化されるまでのいきさつ>
映画の企画は2003年夏、本広監督が偶然ある芝居を観た事から始まった。
その芝居とは、演劇のメッカ・下北沢の劇場で上演された
「サマータイムマシン・ブルース2003」という作品。
京都の劇団「ヨーロッパ企画」によるこの公演は、東京進出まもない公演である
にもかかわらず、「オモシロすぎ!!」と多くの観客がつめかけ話題を呼んだ。
もともと芝居好きの本広監督の「原点に返って大好きな演劇とのコラボを
したい!」「タイムマシンをテーマにした映画を作りたい!」との熱すぎる
思いが一気に高まり、映画化が決定。今回は自ら初プロデュースを買って出る
ほどの気合の入りようだった。
そう!もともとは舞台芝居の脚本だったものを映画化するという普段なら
あまりあり得ない展開で映画化されたものです。
ついでにあらすじも簡単に説明しておきます。
<あらすじ>
マジに暑すぎる夏、とある大学の「SF研究会」部室。
SF研究などせずぐったりと夏休みを過ごす5人の男子学生と、2人の女性写真部員。
前日にクーラーのリモコンが壊れて猛暑に悩まされるなか、ふと見ると
部屋の隅に突然タイムマシンが!!!!
「ためしに昨日に帰って壊れる前のリモコン取ってこよう」と軽い気持ちで
乗ってみたら、さぁ大変。想像もつかないような事態が次々と巻き起こって…!?
この作品はストーリーを説明するのがとても難しい作品です。
あらすじをあまり教えてしまうとこの作品の面白い部分をばらすことになって
しまうし、簡単に説明しすぎるとただの平凡なストーリーだと思われて
しまいます。
とにかく何が面白かったかっていうと元は芝居舞台用の脚本だったものが
脚色されていくうちにこんなに映画として面白いものになってしまったと
いうことです。練りに練られた脚本は文句無く最高です!
また、演じている役者さん達の演技とチームワークに感動を覚えました。
全員の演技が素晴らしいです!
甲本拓馬(瑛太)と柴田春華(上野樹里)を始め新美優(与座嘉秋)
小泉俊介(川岡大次郎)石松大悟(ムロツヨシ)曽我淳(永野宗典)
田村明(本多力)伊藤唯(真木よう子)保積光太郎(佐々木蔵之介)が
全て主人公のように輝いていました。
何がすごいって全員が同じレベルで輝いているということが素晴らしいです。
どんな映画でも誰かが輝いて誰かは下火になるものですが、この映画は違います。
特にいえば「69 Sixty Nine」にも出演している与座嘉秋と
「ビーチボーイズ」にも出演している川岡大次郎と「交渉人 真下正義」にも
出演しているムロツヨシの三人はバカっぽいけど面白い体を張ったギャグで
熱い学生生活を素晴らしく演じています。
さらに特筆すべきは同じく「交渉人 真下正義」に出ている永野宗典と本多力は
「サマータイムマシンブルース」の生みの親である劇団「ヨーロッパ企画」の
座長を務めたこともあり、素晴らしい存在感と演技力を発揮してしました。
瑛太と上野樹里の二人も素晴らしい演技をしているにもかかわらず地味に
見えるのは周りを固める役者の存在感が凄すぎたってことですかね?
また、この映画の最大の魅力といえば「ひたすら往復タイムスリップ18回」
というキャッチフレーズの通り昨日と今日を行ったり来たりするだけの
映画なのになんでこんなに面白いんだろうという映像の数々。
ついつい見終わった後、何度も見直して「こんなところに伏線が?」とか
「こういうことか〜」とうなずいてみたり、「見逃してたよ、こんなとこ!」
とか何度観ても新しい発見がある映画です。
買ってみたいと思ったDVD(映画)は久しぶりです。
何度観ても面白くて腹の底から笑ってしまっている自分がいました。
心を揺さぶられるどころか体ごと画面の中へ持っていかれた気がしました。
本当に面白い映画を観たなという気がします。
このブログを作ってきて振り返ってみると、今までほとんど点数の高い映画は
泣ける映画ばかりだった気がします。
でもこの映画は泣けるシーンは一度もありませんでしたが自信を持って
この映画に最高点を挙げたいと思います。
素晴らしい映画ですよ、これは!
ぜひ一度は見て、笑い転げて欲しい映画です。
100点/100点満点中
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