第76回目は「アヒルと鴨のコインロッカー」です!
この作品もずっと見たいと思いつつ、見れずにいた作品でした。
私の好きな役者、瑛太と松田龍平の二人が出るとあってはただの
映画ではないのだろうという変な確信がありました。
やっとこの作品を見れた一番の感想はやっぱり見て良かったでした。
簡単にあらすじから説明します。
<以下あらすじ>
椎名という大学生の現在の物語と琴美という女性の二年前の物語が
交互に描かれる、カットバック形式の小説。
椎名は引っ越し先のアパートの隣人(河崎と名乗る)
「本屋を襲わないか」
と誘われる。
断りきれなかった椎名は本屋から広辞苑を奪う手伝いをさせられてしまう。
その計画の後、河崎やペットショップの店長をしている麗子から二年前の
話を聞かされることになる。
二年前の物語は琴美、その恋人であるキンレィ・ドルジ(ブータン人)、
河崎、麗子を中心に展開する。世間で多発しているペット惨殺事件の
犯人たちに出会ったことにより、琴美が目を付けられてしまう。
琴美は何度も襲われるが、ドルジや河崎に助けられ、逆に犯人たちを
捕まえようとする。
二年前の事件と現在の本屋襲撃が次第につながってゆく。
<以上あらすじ>
とにかくボブディランの音楽「風に吹かれて」がなんともしっくりと
くる映画でした。各役者の異様なただならぬ雰囲気と普通の大学生役の
濱田岳が始まったばかりから妙に目を釘付けにする。
始まりから謎だらけの映画でしたがストーリーを追うごとにつじつまが
合ってきて、そして心を奪われるように魅入ってしまう。
瑛太と松田龍平の二人がやはりこの映画の核になっていて、二人とも
役にものすごく馴染んでいてストーリーに違和感もなく、ものすごく
魅力的な人物に感じました。とにかくかっこいい!
さらにボブディランを知っている人にはたまらなくいい映画ですね。
映画とは関係ないボブディランネタを一つ。
ボブディランと言えば、Hurricane(ハリケーン)という曲が有名です。
曲の背景にはこんな事件がありました。
1966年6月17日の未明,ニュージャージー州の酒場で男性2人,
女性1人が射殺される事件がおきました。人種的偏見をもった警察が,
殺人現場で黒人の元ミドル級プロボクサー,ルービン “ハリケーン”
カーターを目撃したという証言を捏造し,無実の証拠を隠蔽して犯人に
仕立てあげました。終身刑の判決を受けたカーターは,何度も再審請求を
却下されながらも闘いつづけ,19年の獄中生活,22年にわたる長い闘いの
末に,1988年に無罪になりました。再審を認めた判事は,カーターに
対する有罪判決を「理性ではなく人種差別,公開ではなく隠蔽」に
よるものと断じました。
その再審への道を開いたのは,ボブディランがつくった歌「ハリケーン」の力が大きかったのです。
ボブディランの歌にはそれだけで魂の力のようなものを感じます。
そのボブディランの曲がこれだけ映画にシンクロしたら心を揺さぶられる
ことは間違いありません!
映画のカット割りや役者の演技が冴え渡る映画に出会えて幸せです。
97点/100点満点中

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